頭の中でいくら考えても、行動に移さなければ何事も進みません。
自己啓発の書籍等で良くあるフレーズですが、海外投資についても同じことが言えます。様々な前提条件を検討し、課題や論点を研究しつくしたところで、実際に投資を実行しなければ、机上の空論に終わってしまい、実際の利益獲得はあり得ません。
投資を実行する前に、検討する過程で様々な疑問、質問が湧いてくるのが普通です。自ら一個一個確認していくのも良いですが、時間がかかりますし、たどり着いた答え(らしきもの)が本当に正解なのか、確認することができない場合、確認するのに多大なコストがかかる場合もあります。
そのような状態では、せっかくやる気があっても、途中でくじけてしまう、やめる理由を探してしまうことになりかねません。また、既存の投資に問題が生じていても、それを放置してしまうかもしれません。気軽に(もしくは勇気を持って)専門家に問い合わせてみることが、解決の糸口につながる可能性があるので、まずは試してみるべきなのです。
解決の糸口以外にも、ベネフィットはあります。
新たな視点の発見
一人で考え込んでいても、解決しないことが他人の視点を入れると、一瞬にして解決してしまうことがあります。新鮮な視点を持ち込むことで、取り得る選択肢が増える、斬新なアイディアを思いつくことは珍しくありません。
海外投資の場合、様々な個別事象が発生します。その全てのパターンを知り尽くした人はいないでしょう。一方で、同様の経験をした投資家が近くにいるかもしれません。
頭の整理
他人に情報を正しく伝えようとする時、相談しようとする時、まずは自分の頭の中で、今何が起こっていて、何が問題なのかを考えることになるでしょう。自分自身の理解度が一定以上に達していないと、思っていることを伝えるのに時間がかかりますし、聞いている方も理解に苦労します。
つまり、問い合わせるという行為が、半強制的に頭の中を整理する機会を与えてくれるのです。完全に整理されていなくても、その整理の仕方が間違っていても、解決策を考える出発点として役に立つことでしょう。
行動するクセ作り
思い立ったら行動する、という癖をつけることは大切です。もちろん、何も考えずに手当たり次第に聞きまくるのは望ましくありませんが、物事を前に進めるために、積極的に確認作業を進めていくことは不可欠です。最終的に、決められた時間軸の範囲で、目的を遂行できるかどうかに直結するのです。