専門家が語る、不得意な分野の作業は外注した方が良い理由

いつの間にか、全部自分でやらないと気がすまないという気持ちになっていませんか。

海外投資は情報収集から投資の実行までの間に、様々な業務プロセスがあります。それらを全て自前のリソースでやるには、程度にも拠りますが、相応の専門知識と体制が必要になるでしょう。

基本的には、分業体制で推進していくのが望ましいです。内部リソースで対応できるところは、それで構いませんが、躊躇せずに外部リソースの活用も検討する必要があります。内部リソースでなければならないケースもありますが、それに固執しすぎないことが大切です。

外部リソースを活用し、不得意な分野、作業を外注した方が良い理由は、次の通りです。

人的リソースの最適化

海外投資の業務プロセスは多岐に渡ります。それぞれに専門知識も必要なので、全てが得意な人はなかなかいません。また、投資規模、数にも拠りますが、一人でやり切るにも相当の負担と労力がかかります。

全体を俯瞰する人、投資家が、必要な作業を分割、分類し、内部リソースで対応する部分以外を各種専門家に任せるのが、通常の場合、最も効率的で、最大のパフォーマンスを出すことが出来るでしょう。

優秀な人的リソースを集めるという意味でも、内部と外部の適度な組み合わせが望ましいのです。

コストパフォーマンスの最大化

人的リソースに関連しますが、内部で全てを抱えようとすると相当の固定コストがかかってしまいます。一定以上の専門知識と経験を備えた人材を集めることになるでしょうから、当然といえば当然とも言えます。

十分な投資規模、期待リターンがあって、その人的リソースを最大限に活用することができるのであれば、結果的にコストパフォーマンスが良くなるケースも考えられますが、初めての海外投資も含め、プロジェクトの数が限られている場合はそのようなケースは少ないでしょう。

外部リソースを使うと、単価が高く、一見高くつくように見えることもありますが、質と時間の効率性、見えにくい間接コストを考慮すると、実質的なコストパフォーマンスは優れていると言えます。

属人化リスクの排除

リソースとコスト以外で重要なポイントは、外部リソースを積極的に活用することで、属人化リスクを最小化することです。

内部リソースにおいて、限られた人物が属人的に中長期に渡って関わり続けると、段々と他の人からは状況がつかみにくくなってきます。見える化をしっかりできていれば別ですが、当該人物に本質的なリスク負担がない場合は、悪い情報が表に出てきにくいことも考えられます。

その点、外部リソースを活用すると利害関係や責任範囲がはっきりしているので、必要以上の不安を抱くことがなくなります。


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