専門家が語る、海外に行かずに、海外に直接投資する方法とメリットとは

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、仲介者に頼らず、かつ海外を訪れずに直接的に海外の投資機会に投資することが可能になってきました。それも、実態が良くわからない怪しいものではなく、投資対象国の人たち(自国民たち)が興味を示すようなプロジェクトに投資することができるのです。それくらい情報の格差がなくなってきています。

情報入手だけでなく、実際の投資実行までのプロセスも、全てないし、ほぼ全てをオンライン、遠隔で対応できるようになってきています。投資プロジェクトの存在する現地を見ることは、実感を得る意味でも重要ではありますが、極論を言えば省略することが可能です。街中に存在する資産向け投資であれば、Googleストリートビューを使うことで、パソコン上で場所の確認ができるでしょう。

投資信託のような手法を通じて、間接的に海外に投資をするのではなく、海外の具体的な投資機会に、直接的に投資することで、全く違う醍醐味を味わうことができます。初めての場合や経験が少ない場合は、ステップバイステップで、小さく始めて、徐々に大きく育てていくのがリスクの取り方として望ましいでしょう。

海外のクラウドファンディング

はじめやすいのは、海外のクラウドファンディングプラットフォームを通じた投資です。国や投資の種類によっては、様々な制約がありますが、各種法令を遵守しながら、取り進めることは可能です。一定の仕組みの構築が必要な場合もあるものの、大掛かりな複雑なものでない限り、合理的な範囲の費用でおさまるでしょう。

クラウドファンディングの良い点は、少額からオンラインベースで取引が可能なことです。また、投資したい個別のプロジェクトを選別できることです。投資した資金が、何に使われるか、範囲が限定されていることで、投資家の投資目的との一致性を高めることにつながります。

プラットフォームにも拠りますが、募集している投資機会について、一定程度のスクリーニングがなされていることも魅力的です。そのコストは期待リターンに織り込まれていると思われるものの、自前で追加コストをかけなくて済むことは大きな利点です。

豊富な投資機会の数

海外の投資機会となると、その数は国内と比較にならないほど、多くなります。選択肢が多いことは投資家にとっては嬉しいことです。

英語ベースになると、世界中の投資家がアクセスしやすくなることから、資金が集まりやすくなります。資金が集まりやすくなれば、資金調達をしたい事業者がもっと集まり、結果的に投資機会が増えるという好循環が生まれます。

個別性のある投資機会を探し、選別していく作業は楽しさに溢れていると言えます。

複数国に分散投資

海外のクラウドファンディングであれば、複数国への分散投資が比較的容易です。投資予算が限られていたとしても、一つ一つが少額から投資できるので、手間が生じることはあるものの、複数通貨で複数国への分散投資を実現することができるでしょう。

一定規模のポートフォリオを築くことによって、個別の投資機会からの影響を抑えることができますし、通貨が複数に渡る場合は、単一通貨の為替リスクに依存しなくなるので、まさに分散投資の恩恵を受けることになるでしょう。


海外投資の悩みを早く解決したい

具体的な個別相談をしたい