専門家が語る、海外のオンラインセミナー(Webinar)に参加するメリットとは

オンラインビデオ会議の普及によって、どこにいても、海外で行われるセミナーに気軽に参加することができるようになりました。無料のものも多くあり、パソコンだけでなくスマートフォンからアクセスして参加することも、普通になっています。

オンサイトのセミナーと違って、障害物がなく、最前席でセミナーを受けている感覚になれますし、投影資料が遠くて見えないということがありません。リアルタイムで、質問をメッセージ形式で送ることができる場合もあって、質問することへのハードルが低くなるのも良い点です。

また、コロナ禍を契機に、リモートワークの浸透が世界中で進み、オンラインセミナー(Webinar)の開催数が劇的に増えました。慣れると怖いもので、コストも含めた効率性の良さから、あらゆる分野の企業が積極的に推進するようになりました。この大きな流れが止まることはないでしょう。

情報収集の質向上

海外の情報は、今までは直接的に入手することが、一般人には難しかったというのが事実かと思われます。現地に赴いて、イベントやセミナー等に参加しても、単発ではなかなかその場に馴染むのにも苦労します。十分な人的ネットワークがなければ、その後の発展性も期待できないでしょう。渡航費含めた費用対効果で考えると、とても効率が悪かったのです。

一方、間接的な情報入手では、その情報にバイアスがかかっている場合がありますし、どこまで新鮮で素の情報なのか、加工された情報なのかを知ることが、時によっては困難です。また、質問があっても、情報の出元に直接アクセスできず、タイムリーかつ明快な回答を得られないことがありました。

海外のオンラインセミナー(Webinar)に参加すれば、生の情報に触れることができ、正確なトレンドを掴むことができるでしょう。言語が違っても、同時翻訳や文字起こしをするアプリケーションを活用すれば、完璧な精度ではないかもしれませんが、理解の上で役に立つことでしょう。

気付きの機会

日本語ベースの情報だけを頼りにしていると、海外からの直接の情報に接して、思わぬ発見をすることが少なくありません。各国の外国人が持っている固定概念や価値観と、日本人が持っているそれらが根本的に異なるからです。思い込みで、自分の知っている価値観に当てはめていると、いつの間にか誤った解釈になることがあるのです。

入手した情報の意味を正確に把握し、それを吸収するための気付きがなければ、知らず知らずのうちに、与えられた情報に流され、コントロールされてしまうかもしれません。

ネットワーキングのきっかけ

何もきっかけがない中で、取引候補先等にアプローチするのは、それを行う側も、受ける側も少し身構えてしまうことでしょう。共有できる話題があるかどうかで、心理的な距離が初めから変わってきます。これは外国人においても同じです。

オンラインセミナー(Webinar)は、開催する方にとっては潜在顧客リストを積み上げる方法の一つであり、基本的にはその参加者との直接のコミュニケーション、取引を目的にしているはずです。つまり、参加者から開催者へのアプローチは好意的に受け止められる可能性が、そもそも高いのです。もちろん、量と質のバランスは考えなければなりませんが、きっかけ作りには最適な方法の一つと言えるでしょう。


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