専門家が語る、海外投資における自己流のメリットとデメリット

自己流、独自のやり方を見出すことは、最終的に投資を成功させるためには不可欠な要素と言えます。世界中にいる大多数の受動的な投資家と、同じことをしていても、突出した目覚ましい結果を得ることは難しいからです。

海外投資に関心がある時点で、既に標準的な投資ポートフォリオの域を越えている、ないし越えようとしていることから、独自の型を作っていくことには違和感はないでしょう。しかし、それが無知の状態での自己流になってしまうと、痛い目を見る危険性が高まります。

国内投資では当たり前のことが、海外投資では当たり前でないことも多いですし、検討しなければならないリスク要因が増えるので、国内投資のみの経験と思い込みで物事を進めていくと、思わぬところで抜け洩れが発生してくるのです。比較的小さなトラブルなら、気にならないかもしれませんが、経済的なリターンに直結することもあり得るのです。

基礎となる土台があっての自己流

まずは、基本となる海外投資のプロセス等を熟知するために、自己流には一旦蓋をして、典型的な投資ストラクチャーや、リスク分析の方法を一つ一つ理解していくことが大切となります。

何から始めれば良いかわからなければ、経験豊富な第三者の力を借りるのも選択肢です。

基礎となる土台ができることで、法律や税金面等で致命的なミスを犯すことは回避できるでしょう。いくら完璧に整えたと思っても、海外投資では不測の事態は避けられません。ただ、それがコントロールできる範囲内に収まっていれば、重大な問題にはならないのです。

一方で、一旦土台ができてしまえば、海外投資はかなり自由度の高いので、様々な独自のパターンを作り上げることができるでしょう。

ターゲットとする国が違えば、ルールも異なりますし、参加するプレイヤーも変わってきます。必ずしも、効率的な市場にはなっていませんので、チャンスは沢山落ちているのです。例えば、投資対象国の国内投資家にとっては関心がない、高値に見えてしまう投資機会でも、外国人にとってはそうは映らないケースがあるのです。

自己流の組合せからの発見

全ての手の内を明かせないにしても、海外投資やその事業に携わる投資家との交流から得られる発見は、新たな可能性を生み出すのに役立ちます。大抵の投資家は、独自の型を持っているので、それぞれの良い要素を組合せ、新しい型を作り出すことができるのです。

それぞれの投資家の強みが違えば、直接的に競合することは稀です。コミュニティを通じて、情報交換をするのも良いでしょう。海外投資は、国内投資と比べて、どうしても情報量が少なくなってしまうので(全く同じ立場の投資家が少ないという意味で)、トレンドから追いていかれないためにも、怪しい情報に惑わされないためにも、投資家同士の適度なコミュニケーションが大切になってくるのです。


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