専門家が語る、社会貢献から始める海外投資の是非

投資の目的は人それぞれ、海外投資であっても同じです。

社会貢献に関連した投資機会に資金投下できることは素晴らしいことです。必ずしも、投資の目的が利益追求のみである必要はありません。資産分散、社会貢献、ノウハウ習得等、複数の目的が存在することも普通です。

一昔前と違って、海外の投資機会について、比較的小口のものを探すことのハードルが下がりましたし、手続が遠隔でも対応できるようになりました。現地確認の渡航をするためのコストがべらぼうに高いということも、ありません。

銀行預金との比較

余剰資金あっての投資ですが、その余剰資金を超低金利の銀行預金として預けておくくらいであれば、目に見える社会貢献活動に投資した方が良いという考え方もあるでしょう。もちろん、銀行に預けたとしても、間接的には経済、社会のために資金が活用されているはずですが、お金に色は無いので直接的に資金使途を関連付けることは不可能です。

当然のことながら、投資である限りは、銀行預金とは違い、元本の毀損リスク、流動性リスクは伴うものの、社会貢献を実現しながら、投資リターンも得るという図ができれば、仮に投資リターンが膨大な金額にならなくても、高い満足感を得られる投資家は多いのではないでしょうか。ポートフォリオ全体のバランスに拠りますが、海外投資が利益追求の大部分を占めているケースは限定的と考えられるためです。

豊富な選択肢と意義

国内投資に加え、海外を視野に入れると、社会貢献としての投資先の選択肢が一気に広がります。国によって産業構造が違いますし、規制等も異なります。豊富な選択肢から、魅力的な投資機会を探す楽しみが増えるでしょう。環境先進国の多い欧州への投資や、発展途上にある新興国ビジネスに目を向けることも考えられます。

手間をかけて海外投資をするからには経済的メリット以外の意義が欲しいところです。同じくらいの期待リターンを得られるのであれば、国内投資の方が為替リスクもないし、望ましいとする考え方もあるでしょう。

社会的意義だけでは、どこかで無理が生じてしまいますが、社会的意義と相応の期待リターンをバランスよく実現できる投資機会は、実際に存在します。幸運にも遭遇できれば、それを推進する強い動機が生まれるに違いありません。

勘違いの払拭

始めてしまうと簡単に思えるようなことでも、取り組むまでは思い込みで難しく考えてしまうものです。本当に、気軽に海外投資で社会貢献できるのかと感じるのも無理はないでしょう。しかし、投資の方法には、一定のパターンと型があり、それらをある程度習得してしまえば、国内投資とさほど変わらないのです。

それに、現在では各種ITツールでコミュニケーションが楽になったということもありますが、取引をサポートしてくれる協力者探しや、彼らへのアプローチも、比較的容易にになりました。情報の透明性が増してきたことも、取引の安心感を高めることに繋がっています。


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